実績が3ヶ月未満の初心者Webライターにとって、案件を獲得することは容易ではありません。

私、Webライターを始めて2か月目なのですが、クラウドソーシングサービスで案件に応募してもなかなか採用されず、気が滅入りそうです。
これは、当然ながら実績3ヶ月~1年未満のWebライターの中級者にも、同じことがいえます。

私も、Webライターを始めて、もうすぐ1年が経過します。色々と営業活動しますが、なかなか採用が貰えず、大きく稼げていません。また、営業活動するにも負担を感じています。
そして、筆者のようにWebライター歴約3年の実績でも…。

3年間Webライターとして活動していますが、私でも応募した案件に採用される確率は約40%です。やはり、半分以上は不採用ですね。
Webライターとして稼ぐためには、営業をかけ続けなければなりません。

実は、筆者「愛T」の案件獲得率は、約60%です。そして、数多くの案件を獲得して2021年10月、Webライターとしての最高月収が1,600,000円超えを達成しました。
筆者としては、Webライター歴約4年の営業活動に関するノウハウをすべて凝縮していますので、本当は有料公開したいと思っておりました。しかし今回、特別に無料での公開に踏み切りました。
本記事は、Webライターが営業をかけるコツをテーマに解説しています。前半は初心者Webライター向けに営業の手順を紹介、後半は中級~熟練の経歴を持つWebライター向けの具体的な営業のかけ方を紹介しています。
結論から申し上げますと、営業をかけて案件を獲得するコツは、次の5つです。
- 自分に合った営業ツールを見つけること
- 案件を獲得しやすい営業先の特徴を理解する
- 営業活動に慣れていないなら、手順に従って営業をかける
- 募集要項に沿ってクライアント目線で行動する
- 不採用は当たり前!Webライターとしての営業マインドを鍛える
さて筆者「愛T」がWebライターを始めて約3か月が経過したころ、このような悩みを抱えていました。

クラウドソーシングサービスでお気に入りの案件に応募しても不採用…なぜだろう?
そもそも、このころは営業活動はほとんどしていませんでした。
しかし、その後は考え方を切り替えて、とにかくクライアントからの反応を求めて手当たり次第に営業をかけ続けました。
その量、毎月400件以上…。
約3年が経過した現在では、プロのWebライターとして活躍しています。まずは、そんな筆者の体験談をもとに、実際の営業の流れをみていきましょう。
プロのWebライターが教える!実際の営業の流れとは?
初心者のWebライターが、いきなりの営業活動で条件にマッチする案件に採用されることは、ほどんどありません。ここでは、プロのWebライターとして活動している筆者が実践している営業の流れを紹介します。
筆者の場合、いきなり営業活動は行いません。まずは、「クラウドワークス」で条件にマッチした案件を探します。ちなみに、筆者が実際に応募する条件はこちらです。
- 文字単価1.5円以上
- 長期で継続できそうな案件
この2つだけです。
正直、あまり条件を細かく設定し過ぎると、選定できる案件自体が少なくなってしまいます。それでは、プロのWebライターが実践している案件の探し方の手順をみていきましょう。
- クラウドワークスで条件にマッチした案件を10個ピックアップする
- 募集要項や要件の詳細を確認して5個に絞る
- クライアントの要望に応える内容の営業文をメッセージする
- 最終的に1~2個の案件を受注する
基本的に、筆者は上記の4ステップで案件を獲得します。
そして、Webライターで月収100,000円以上稼ぐためには、継続案件を受注することが近道。ここで、筆者の営業力を活かします。
- 納品後にクライアントと数回やりとりをして困っていることを聞き出す
- 困ったことに対して改善策を提案する
- 反応がよかったら見積もりを提示する
営業に成功するためのポイントや注意点は後述しますので、このまま読み進めてください。筆者は、この営業活動のなかで、クライアントとのやり取りをチャットワークに切り替えています。
その理由は、クラウドワークスのようなクラウドソーシングサービスに依存していると、やり取りできる内容が限られるためです。
本記事を執筆する前に、すでに活躍されている他のWebライターが実践している営業活動を見ましたが、どれも初心者向けではありませんでした。
筆者は、Webライターを始めてから以降、ここで紹介した手順で営業活動を行っています。そもそも、初心者Webライターがメールや電話で直接営業なんてできません。
ここで紹介した筆者の営業活動は、あくまでも参考にしてください。というのも、人によって向いた営業のやり方があるからです。
自分に合った営業方法が知りたい方は、このまま最後までご覧ください。
初心者のWebライターにおすすめの営業ツール3選
初心者のWebライターにとって、どのように営業活動すればよいのか分からないですよね。まずは、初心者におすすめの営業ツールを紹介します。
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、クライアント(発注者)とワーカー(受注者)を、Web上でマッチングしてくれるサービスです。
クラウドソーシングサイトに登録するだけで、初心者のWebライターでも比較的容易に営業活動しやすい環境が作れることでしょう。
現在、筆者が登録しているクラウドソーシングサービスは、「クラウドワークス」「ランサーズ」「Bizseek」の3つです。
メール営業
初心者Webライターにとって、メール営業は少々難易度が高いです。その理由は、次の3つです。
- 営業文の書き方が分からない
- 実績がなく、自身をアピールできない
- どの企業にメール営業すればよいのか分からない
しかし、メール営業ができれば、好条件の案件が獲得できるかもしれません。
ここでは、クライアントの意向もあって企業名は公開できませんが、筆者は営業メールで1件約150,000円のWebライター案件を獲得したことがあります。
SNS
SNSでの営業活動も、初心者Webライターにはおすすめです。筆者おすすめのSNSツールは、次の2つです。
Webサイトを制作して公開している個人・企業など多くの方々がSNSに投稿しています。やり取りを進めるなかで困ったことを聞き出し、アプローチすることで案件獲得に繋がるでしょう。
Twitterの特徴
Twitterの特徴は、140文字の「つぶやき」を書き込んだり、他ユーザーとDMやリツイートなどを通じてやりとりできることです。
拡散性が高く、リアルタイムの情報が獲得できることは大きなメリットですよね。主に10代~20代の男女が活用しているSNSです。
ビジネスに関する情報を集めたいなら、SNSの覇者「Facebook」がおすすめです。
実名での登録が原則ですので、信頼性も高いと評判。主に20代~40代の男女が活用していることもあり、Webライターに関する情報も多く投稿されているSNSの1つです。
初心者Webライターが案件を獲得しやすい営業先の特徴は?3つのポイントで解説!
次に、営業先の特徴について解説します。
筆者がこれまで月に約400件の営業をしてきたなかで、Webライターとして案件を獲得しやすい営業先の特徴を模索してきました。
ここでは、初心者のWebライターでも案件を獲得しやすい営業先の特徴を紹介します。主に、クラウドワークスでの事例を参考に解説していきますが、まずは、次の3つのポイントを意識しましょう。
- 募集要項の内容
- 未経験・初心者大歓迎
- 低すぎない文字単価
それでは、詳しく解説していきます。
Webライターの募集要項の内容が簡易的
Webライターの募集要項には、クライアントにお願いしたいこと・注意してほしいことなどの情報が詳しく書かれています。
例えば、下図のようなイメージです。
キャプチャですので文字が見にくい場合は、画面を指で広げて(ピンチアウト)見てください。
上図は、クラウドワークス案件の「仕事の詳細」欄ですが、こちらにクライアントからの募集要項がまとめられています。
しかし、実は上図の案件…まだまだ残りあと約1,000文字続きます。
初心者Webライターにとって、約2,000文字の募集要項をすべて理解してクライアントの要望に応えることは難しいですよね。
初心者Webライターにおすすめの営業先は、なるべく募集案件の内容が簡易的なクライアントです。
例えば、下図のようなイメージです。
上図の募集要項で、約400文字です。
これなら、初心者Webライターでもクライアントの意向を読み取りやすいですよね。
未経験・初心者可と記載がある
案件自体に「未経験・初心者可」と記載があるということは、クライアントがそのような人材を求めているということです。
上図は、クラウドワークスでの案件ですが、未経験や初心者のWebライターを募集しているクライアントに営業をかけることで、比較的案件を獲得しやすいです。
文字単価0.8円~1.2円の案件を取り扱っている
Webライターとして活動している方の多くは、「今よりもさらに稼ぎたい!」と思っているのではないでしょうか。
現実的なお話をすると、Webライターとしての限界収入は次の2通りです。
- 副業Webライター:約100,000円(2~4時間稼働した場合)
- フリーランスWebライター:約300,000円(6~8時間稼働した場合)
上記のWebライターとしての収入限界は、筆者の経験をもとにしていますので、あくまで参考程度に留めておいてください。
Webライターの収入限界に関する金額の根拠は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
このような現実を理解したうえで、改めて、初心者Webライターが獲得しやすい営業先の提示する文字単価を確認してみましょう。
ここでは、初心者Webライターをターゲットとしていますので、文字単価「0.8円~1.2円」を目安にしてください。

なぜ、文字単価「0.8円~1.2円」を目安にするのですか?
このような疑問を持つ方もいることでしょう。
理由は、次の3つが挙げられます。
- 文字単価1.3円を超える案件は、スキル的に初心者Webライターには難しい
- Webライターの一般的な文字単価の相場が「0.8円~1.2円」だから
- 文字単価1.0円前後の案件数が多いから
初心者Webライターに限定したジャンルでのライティングは難しいですよね。多くの案件がある文字単価1.0円前後を狙いましょう。
また、0.7円以下のWebライターに案件を依頼することはクライアント側も不安を感じます。
そのような点も今後のWebライターとしての実績に響きますので、クラウドソーシングサイトで0.7円以下の案件を受注している初心者Webライターの方は、慣れてきたら文字単価「0.8円~1.2円」の案件に切り替えてください。
初心者Webライターが営業をかけるときの3つの手順を解説!
初心者Webライターが行うメール営業も、クラウドソーシングサイトを活用した営業も、これから解説する3つの手順に沿って実践すれば、自ずと結果が出てきます。
ポイントは、次の3つです。
- 自分にマッチした営業先を探す
- 対応のよい営業先を厳選する
- もし採用されても即答しない
それでは、初心者Webライターが営業をかけるときの手順について、現役のプロWebライターとして活動している筆者が詳しく解説していきます。
手順① スキルや条件にマッチした企業や案件を20個探して応募する
企業がホームページやクラウドソーシングサイトで公開しているWebライターの募集案件には、ビジネス・IT・医療・教育などさまざまなジャンルがあります。
初心者Webライターが案件を獲得するためには、得意としているジャンルを選び、それらの案件に対して1つ1つ営業をかけなければなりません。
しかし、どれがおすすめの案件なのか分からないですよね。

でも、案件がありすぎて、どの企業に営業をかければよいのか分かりません。
初心者Webライターでこのように悩む方もいますが、そもそも悩む必要はありません。
気になった企業・案件にはすべて営業をかけてください。
ちなみに筆者は、初心者Webライターのころ、1日で20件以上もの企業や案件に営業をかけていました。月に換算すると400件以上です。
手順② 「レスポンスが早い+丁寧な対応」の営業先を2つ選ぶ
手順①のように、自分のスキルや条件にマッチした企業・案件に20個応募したら、営業先から何ららの反応がみられます。
筆者の感覚ですが、初心者Webライターが営業活動した場合、次のような結果が出ます。
【営業先の反応種別と割合】
営業先の反応 | 割合(%) |
営業先から返信の連絡がある | 70% |
営業先に無視される | 30% |
あくまでも筆者の経験に基づきますので、参考程度に留めておいてください。
例えば、営業本数が20とした場合、6~7件は営業先から無視される結果です。ただし、残りの13~14件は何らかの返信があります。
そのため、営業先から連絡があったらすぐに返信しましょう。
なかには、採用の通知も含まれているはずです。しかし、ここで1つ注意!採用されても即答しないことがポイントです。その理由は、次の3つです。
- Webライティングの条件が突然変わることがある
- 他の営業先と条件を比較するため
- 営業先からさらによい条件で提示されることがある
そして、最終的にはレスポンスが早く丁寧な営業先を2つ厳選してください。
嬉しい気持ちは分かりますが、初心者Webライターでも稼ぐためには重要なことです。
手順③ 採用された他の営業先にお断りの連絡をする
手順②の時点で、これからWebライティングの仕事をする営業先を決めたことでしょう。ここでは、次の案件獲得に向けた営業活動をします。
ポイントは、次の2つです。
- 採用された営業先にお断りの連絡をする
- 不採用だった営業先にも、返信に対して感謝の連絡をする

なぜ、採用・不採用にかかわらず、営業先に連絡するのですか?
当然、このような疑問を持つWebライターもいることでしょう。
その答えは、今後の営業活動に活かせるからです。ここで、一旦営業をかけたクライアントの気持ちになって考えてみましょう。
そもそも、なぜクライアントはWebライターからの営業をお断りしたのでしょうか。それは、次の3つの理由が考えられます。
- 募集要件に該当していないWebライターからの応募だった
- 他のWebライターに決めてしまった
- すでに専属のWebライターで稼働している
ここで注目すべき点は、2つ目と3つ目の理由です。今後、将来的に新しくオウンドメディアを立ち上げる企業も少なくありません。また、現在稼働しているWebライターが、突然辞めてしまうこともありますよね。
つまり、「すでに他のWebライターに決まってしまった」という理由で営業をお断りされた場合、次回営業する際は、タイミングが合えば採用してもらえるかもしれないということです。
しかも、過去にメッセージをやり取りしていると、クライアントからの印象もよいことがほとんどです。そのため、スムーズに案件獲得できる可能性が高まります。
【5選】初心者Webライターが営業による案件獲得率を60%に引き上げるポイント!
営業における案件獲得は容易ではありません。少なからず案件を獲得しているWebライターも多いことでしょう。しかし、その案件獲得率は平均的にみても約30~40%に留まっています。
参考までに、2020年9月25日に集計した、Webライターの営業時の案件獲得数に関するTwitterアンケートの結果をご覧ください。
上図のアンケート結果のとおり、案件獲得率が50%以下のWebライターが全体の94.7%という結果でした。
ちなみに、案件獲得率100%だというWebライターの話は信じてはいけません。そもそも、そんな簡単な話ではありません。すでに、実践でWebライター活動されている方には分かりますよね。
ここでは、初心者のWebライターでも実践で使える、案件獲得率を60%まで引き上げる方法について紹介していきます。
応募人数が少ない案件を選ぶ
ここで勘違いしてはいけないことが1つあります。それは、応募人数が少ないことが人気のない営業先だとは限らないということです。
一見魅力的なタイトルでWebライターが募集されていることもありますが、基本的にはどの企業・案件も変わりません。
例えば、クラウドワークスでは、下図の赤枠の箇所を見て判断してください。
このように、「応募した人数」が少ない案件をターゲットにして営業をかけることが、初心者Webライターにとって案件獲得率をアップさせるコツといえます。
募集要項に記載してある条件を満たしている
企業・案件からの募集要項として多い項目が、次の5つです。
- Webライター歴
- 構成を作成してからのWebライティング
- 〇〇ジャンルのWebライティング経験の有無
- ワードプレスの入稿経験の有無
- ポートフォリオ
Webライター歴は、営業先にポートフォリオを確認してもらうことで技術的な要素は補えるため、何も心配する必要はありません。
また、特定ジャンルについてもWebで調べながらライティングできますので、こちらも特に意識する必要はないでしょう。
しかし、Webライティング前の構成力については、初心者といえど学ぶ必要があります。正直に言いますと、2020年以降のWebライターは構成ができなければ稼げません。
正しい構成の組み立て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、構成力だけでなく、Webライターとしての文章力を向上させたいと思っている方もいますよね。例えば、このようなことを思っている方です。

文章がどうしても中学生・高校生くらいのレベルになってしまう…。
そのように思っている方でも安心してください。
こちらの記事で、文章力を向上させるためのコツを紹介しています。
とはいえ、上記の5項目のような募集要項を打ち出している企業・案件も多いです。まずは、自分がそれらの募集要項を満たしているかどうかを判断しましょう。
募集要項に記載してある質問には必ず答える
公開されている募集要項のなかには、次のような質問が記載されていることがあります。
- なぜ応募されましたか?その経緯を教えてください。
- 〇〇に関することを300文字以内で簡潔に述べてください。
初心者のWebライターにとっては、営業をかけたうえに、正直これらの質問に答えることは面倒ですよね。しかし、面倒でも答えなければなりません。
ここでは、クライアントの質問から意図を読み取ることをポイントに考えましょう。例えば、上記の例でいえば、次のような考え方です。
- 応募した理由を聞いてやる気を判断しているのかな?
- 本当に〇〇の知識があるWebライターを探しているんだな…
ここから、さらに掘り下げてクライアントの意図を読み取ることが大切です。
応募時の文章に誤字や脱字がないこと
営業文の内容から、応募してくるWebライターのスキルを判断しているクライアントも少なくありません。
営業文で誤字脱字がみられると、依頼する側も不安で仕方ないことは分かりますよね。営業文で気をつけるポイントは、次の3つです。
- 語尾が3回以上連続しない
- 1文が80文字以内
- 句読点・接続詞を適切に配置する
これらは、Webライティングの基本としても通ずるところがあります。
自己アピールにおすすめの営業文の例文は、こちらの記事の最下部に紹介しています。
クライアントに合わせた文体で応募する
営業先の募集要項をみると、文体が「ですます調」「である調」のどちらか指定があることが多いです。これらの文体が分からない方もいると思いますので、簡単に説明しておきます。
- ですます調:文末が「~です」「~ます」で終わる文体
- である調:文末が「~で」「~ある」で終わる文体
営業文を作成する前に募集要項を見ることができれば、要綱に合わせた文体での営業が可能ですが、飛び込みのメール営業の場合は、それも難しいですよね。
基本は、「ですます調」の文体で営業文を作成しましょう。
初心者Webライターが営業で意識すべき4つの注意点を解説!
本記事は、初心者のWebライターをターゲットにしています。

やっぱり、初心者Webライターの私にメール営業は難しいです。
当然、初級Webライター「ショライ」のように考える方もいると思います。そのようなときは、無理はせず、筆者のようにクラウドソーシングを活用した営業方法に切り替えましょう。
ここでは、そんな初心者Webライターが営業で意識すべき注意点をまとめました。
顔が見えないからこそ慎重な対応を!
メール営業、クラウドソーシングを活用した営業にかかわらず、営業先の顔が見えない状態でやり取りを行います。
そのため、慎重に対応しなければなりません。ここで注意すべき点は、次の2つです。
- 営業先からの質問は的確に答える
- 言葉足らずな印象を与えるようなことは避ける
もちろん、電話営業の場合もありますが、オンラインミーティングツール「Zoom」などを活用しない限り、基本的に営業先の顔を見ることはありません。
最低限の社会人としてのマナーを守る!
営業の基本として、営業先から好印象を得ることが大切ですよね。
社会人としての最低限のマナーで営業活動を行いましょう。初心者のWebライターが営業時に意識すべきマナーは、次の2つです。
- 敬語でやり取りをする
- 礼儀正しい言葉遣い
基本は、営業先を不快にさせないことです。
「お世話になります」「ありがとうございます」などの言葉を添えながら、営業することを心掛けましょう。
確保できる作業時間に見合った営業先に応募する!
Webライターによって、作業できる時間が決まっていることでしょう。筆者の例でいえば、副業でWebライターをしているため、実際に確保できる作業時間は1日に2~4時間です。
営業先によっては、下図の赤枠のように、稼働時間を指定してWebライターを募集しているところがあります。
初心者Webライターの多くが、作業時間を見誤って営業をかけてしまい、そのまま受注して半強制的に無理を強いられているように感じます。
ご自身の確保できる作業時間は、十分に把握しておくことが大切です。
営業先とのやり取りで相手を不快にさせない!
営業先とのやり取りで、相手を不快にさせてはいけません。ここでは、不快にさせる主なパターンを5つ紹介します。
- 営業先からの質問に対して返信が遅い
- 営業先からの指示を理解できず、同じことを繰り返し聞いてしまう
- 営業先から返信がないことからといって、何度も問い合わせる
- 初対面なのに、いきなり報酬の話から始める
- スキルを偽っていることがバレる
Webライターとして稼ぎたいなら、人としてのモラルは十分意識しなければなりません。
脱初心者のWebライターが営業で飛躍するための3ステップを紹介!
ここまでは、初心者のWebライターを対象にお話ししてきました。ここからは、初心者を脱した中級者のWebライター向けに、営業活動でさらに飛躍するための方法を3ステップで紹介していきます。
ポイントは、次の3つです。
- 実績を積む
- メールでの営業活動をメインにする
- 自分の強みを鍛え上げる
それでは、詳しくみていきましょう。
ステップ① クラウドソーシングサービスで実績を積む
筆者の場合は、日本最大のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」で実績を積みました。
上図は、2020年9月25日時点での筆者の実績ですが、赤枠の箇所をそのまま営業先へ実績として提示するとよいでしょう。
ちなみに筆者は、「受注実績が100件」を超えてから営業活動で実績として提示するようにしました。きっかけは、あるクライアントからの次のやり取りでした。

愛T様は、すでに受注実績が100件を突破されているのですね。凄いです!!
このように営業先のクライアントから褒められたのは、筆者がWebライターを始めて1年目を経過したころでした。
ステップ② オウンドメディアにメール連絡する
ステップ①のように、実績を担保に営業先にメールすると、意外にも話を聞いてくれるものです。そもそも、企業側がWebライターを募集していることが前提ですが、実績に応じた評価をしてくれる企業も少なくありません。
筆者がどのような内容で営業メールを送っているのか気になる方もいることでしょう。実践で使っている営業メールのテンプレートを本記事の最後の方で紹介していますので、そちらを参考にしてください。
ステップ③ これまでの実績や自分の強みをアピールする
営業メールは、基本的に次の2段階に分けて考えなければなりません。
- 1段階目:実績をアピールして営業先を惹きつける
- 2段階目:自分の強みをアピールしてさらに興味を惹きつける
まずは、1段階目で営業先に自分の存在を知ってもらう必要があります。

何か営業メールが来ているな。Webライター?どんな人なんだろう…。
このように営業先に思わせることができれば、次のステップに繋げることができます。そうなれば、次にやるべきことといえば、営業先に自分の強みをアピールすることですよね。
ちなみに、筆者の強みは次の5つです。
- クラウドソーシングサイトでの受注実績が100件超え
- クライアントからの評価が「4.9/5.0」
- プロクラウドワーカー
- 国家資格の情報処理技術者を取得済
- Microsoft社認定のオフィススペシャリスト
Webライター初心者のうちに、どれだけ多くの強みを獲得できるかにもよります。また、さまざまなジャンルを受注したり新しいことに挑戦したりして、実績を積んでおきましょう。
プロのWebライターが実践で使っている営業メールのテンプレートを紹介!
筆者「愛T」は現役のプロWebライターとして活動しています。ここでは、そんな筆者が実践で使っている営業メールのテンプレートを紹介していきます。
まずは、相手に興味を持ってもらうための自己アピール文をみていきましょう。
筆者が実践で活用している自己アピール文のテンプレートは、こちらの記事の後半に紹介していますので、ぜひご覧ください。
ここでは、その後の営業メールのやりとりをテンプレート化していきます。もちろん、コピペOKですので、初心者~中級者Webライターで参考にしたい方がいれば、そのまま引用してください。

ご応募ありがとうございました。採用に際し、〇〇についてお伺いさせてください。また、添付のフォーマットや注意事項などご確認いただければ幸いです。
それでは、営業先からの採用通知を受けた後の返信例について、詳しくみていきましょう。
こちらこそ、ご採用いただきありがとうございました。
早速、添付のフォーマットと注意事項を確認させていただきましたが、いくつかご質問してもよろしいでしょうか。
- 注意事項の欄に〇〇とありましたが、どのように対応すればよろしいでしょうか?
- 納期が〇月〇日と記載がありましたが、他案件との兼ね合いで〇月〇日に延長することは可能でしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、以上2点のご回答お待ちしております。また、納品フォーマットはWordかテキストとありましたが、Wordが不慣れなためテキストにて対応させてください。
何卒、よろしくお願い致します。
ここでのポイントは、採用後に営業先と条件を擦り合わせることです。そもそも、採用後に条件が微妙に変わることは珍しくありません。
また、クライアントから提示された要綱のなかで不明な点は、すべて確認してクライアントの意図から外れないようにすることが大切です。
クライアントの意図を知るためのコツについては、こちらの記事の前半で解説しています。
まとめ|Webライターにとっての営業マインド!不採用は当たり前!
Webライターとして稼ぐためには、精神的に強くなければなりません。

Webライターとして営業活動をしてもなかなか採用してもらえない…。
筆者からすれば、他にもスキルが高いWebライターはたくさんいますので、採用してもらえなくて当然です。
逆に、就職活動で10社面接を受けて、すべての企業から採用されますか?そんなことはありません。Webライターの営業活動も同じです。
ちなみに、筆者「愛T」の最新の実績を公開しましたが、「意外に実績が少ないのでは?」と思った方もいることでしょう。ちなみに補足しておくと、ここ1年間は、1案件だけで10記事以上の取り扱いがあります。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- Webライターとして営業をかける前に、営業先を20社ピックアップする
- 営業先とのやりとりで、困っていることを聞き出すことが大切
- 初心者Webライターは、「クラウドソーシングサイト」「直メール」「SNS」だけで十分営業活動ができる
- 採用・不採用に限らず、営業先への連絡は必ず行う
- 案件を獲得しやすい営業先の見分け方を理解する
- クライアントに寄り添った営業文で案件獲得率をアップさせる
- Webライターとして確保できる作業時間を把握しておく
- 営業先を不快にさせない
- 初心者Webライターは実績を積むことから始める
- 多くの強みを獲得できれば営業の際の武器になる
- 不採用は当たり前!落ち込まないで
Webライターの生活は、夜中遅くまでライティングすることも多く不規則になりがちです。筆者のように、生活に困らない程度に必要な金額を稼ぐようにしたほうが楽に過ごせます。
筆者に言わせれば、月1,000,000円以上稼ぐWebライターは確かに凄いですが、正直そんなにお金は必要ありません。月300,000円あれば十分生活ができますからね。
Webライターにとって、規則正しい生活習慣は大切です。本記事が、Webライターの皆様のライフスタイルの参考、そして、営業力の向上に繋がれば幸いです。
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