仮想通貨(暗号資産)取引所を運営するバイナンス(Binance)が、独自のブロックチェーンである「Binance Smart Chain(BSC)」を「Binance Beacon Chain(BNB)」に改名しました。
「BNB Chain」「バイナンスビーコンチェーン」などと表記されていますが、どれも同じ仕組みを指しています。
また、改名とともにBNB(バイナンスコイン)の略称も「Build and Build(ビルドアンドビルド)」に変わりました。
今回の改名を機に、「バイナンス」という表記を削除したとのことです。以降、旧BSC(旧バイナンススマートチェーン)をBNBチェーンと表記します。
本記事では、バイナンスがBSC(バイナンススマートチェーン)からBNBチェーンに改名した理由と新しい概念「MetaFi」を打ち出したことによる今後の展望などについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
バイナンスがBNBチェーンに改名した理由とは?今後展開する新概念も紹介!
仮想通貨(暗号資産)取引所を運営するバイナンス(Binance)がBSC(バイナンススマートチェーン)からBNBチェーンに改名することを発表しました。
そもそも、なぜ改名する必要があったのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
バイナンスがBNBチェーンに改名した理由とは?
大手仮想通貨(暗号資産)取引所「バイナンス」が、BSC(バイナンススマートチェーン)からBNBチェーンに改名した理由は、バイナンスが推奨するエコシステムが、すでに取引所の枠を超えているためとのこと。確かにBNBチェーンは、数百のDApps(ブロックチェーン上でソフトウェアを動作させる仕組み)で使用され、BNBトークンはいくつかの取引所で上場しています。
さらにBNBコインは数百万人のユーザーが保有しており、その時価総額は650億ドル以上で4番目の規模の仮想通貨(暗号資産)です。
MetaFiとは?
大手仮想通貨(暗号資産)取引所「バイナンス」は、独自チェーンの改名とともに「MetaFi(メタファイ)」という概念を打ち出し、新たな方向性で進んでいくことも発表しています。
MetaFi(メタファイ)とは、下記のすべてを集約し、それらのブロックチェーン技術の標準化を目的としたこれまでの常識を覆す概念です。
- MetaVerse(メタバース)
- GameFi(ゲームファイ)
- SocialFi(ソーシャルファイ)
- Web3.0(ウェブスリー)
- NFT(エヌエフティー)
- VR(ヴァーチャルリアリティー)
そして、完全なる相互運用性を実現する未来のエコシステムを目指すことについて示唆されています。
さらに、BNBチェーンは、拡張性に重点を置いてバリデータを21から41に拡大し、分散化を強化するとともにスケーラビリティを向上させました。
バリデータとは、ブロックチェーンに記録されるデータが正しいかどうか検証するノードのことです。
またサイドチェーン(BAS)やオンチェーンガバナンスメカニズムも導入し、これらによって先進的な機能を導入し、Web3.0のインフラの構築に力を入れると主張しています。
BNBチェーンに改名!バイナンスの動向と今後の展望は?
今回、大手仮想通貨(暗号資産)取引所「バイナンス」は、BNBチェーンに改名したことを機に、米経済紙「フォーブス(Forbes)」に2億ドルの出資する予定も明らかにしました。
もともとバイナンスは、エンタメやコンテンツ領域に力を入れているため「BNBチェーンで新たなエコシステムを生み出す準備をしているのでは」と示唆されています。
さらに、2022年2月に韓国の大手芸能プロダクション「YGエンターテインメント」と戦略的パートナーシップを締結し、YGのIPを活用したNFTやゲームを展開する方針も明らかにしました。
これらの背景から、バイナンスの今後の展望として本格的にWe3.0のために動き出し、新しい時代の基盤を築こうとしていることが分かります。
今後におけるバイナンスの動向には気を配ることで、大きな利益に結びつくかもしれません。
まとめ|バイナンスがBNBチェーンに改名したことで今後の期待が高まる!
今回は、大手仮想通貨(暗号資産)取引所「バイナンス」が、BNBチェーンに改名した理由と今後の展望などについて解説してきました。
また、改名発表と同時に「MetaFi(メタファイ)」という新しい概念を打ち出したことで、大きく注目されています。
最新の動向をチェックすることが、今後の大きな利益に繋がるかもしれません。
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