前回の記事では、メタマスクをインストールするために「登録方法やログイン方法・使い方」などを解説しました。
そこで本記事では、メタマスクの注意点に焦点を当てて深掘りしつつ解説していきます。
本記事でわかること
- メタマスクのハッキング方法
- メタマスクのハッキング対策
- 最も危険なのは無料配布です
そのため、メタマスクをインストールしていない人は、まずは下記リンクの記事を読んでメリットやデメリットを理解してから、こちらの記事を読んでみてください。
≫メタマスク(MetaMask)とは?登録方法やログイン方法・使い方などを解説!
それではメタマスクをインストールした方は、メタマスクのハッキング対策について理解していきましょう。
メタマスクのハッキング方法
この方法はAxieの詐欺事件で行われた方法です。
事件の詳細が知りたい方は「Axie Infinity to reimburse users who lost funds due to the hack」こちらをどうぞ。
手順としましては、以下の3つの手順です。
- 犯人が「Axie」のDiscordに参加する
- 犯人が「管理人Bは詐欺師である」と通報
- 管理人Aが「管理人B」の権利を削除する
ここからは簡単です。
犯人が管理人BのDiscordを乗っ取って管理人Bになりすまします。ここの具体的な手順は割愛しますね。
あとは犯人が管理人BとしてDiscord内に入り、下記のアナウンスを流します。
「特別セールを開始します。下記よりNFTを購入できます」
上記のようなアナウンスを流し、そこには犯人が作ったサイトに繋がり、NFTを購入することができます。
そして、お金が盗まれるわけですね。このようなことが往々に起きてしまっています。
そのため、メタマスクをインストールした方は対策をしなければいけません。
では次に、具体的な対策方法を解説していきます。
メタマスクのハッキング対策
この記事では、当たり前の対策は解説しません。
しかし、ハッキングを対策するには、セキュリティの知識が必要なのでここで学んでいきましょう。
そのため、メタマスクの「リボーク」について知っていかなければいけません。
リボークとは、メタマスクで接続するときに行う「ウォレットの認証」を取り消すことを言います。
これには専用のツールを利用する必要があり、こちらの「Revoke .cash」というサイトを使いましょう。
このツールに接続してみて、怪しいサイトや認証の許可をした覚えのないサイトがあれば、それらは取り消すべきです。
また、OpenSeaでNFTを販売する側でも注意すべきポイントなどもあります。
今回は「アカウントのハッキング」対策について解説するため、割愛しますね。
まず、この記事を読んであなたがすべきことは「Revoke .cash」にアクセスして、怪しいサイトの認証があるのかをチェックすることです。
では次に、「最も危険なのは無料配布」について解説します。
NFTの無料配布にもハッキングリスクがある
ツイッターでよく「NFTの無料配布キャンペーン」が行われていますよね。
なぜ危険性があるのか。
それは無料配布キャンペーンの当選者を「スパムサイト」に簡単に誘導できるためです。
実際にNFTを獲得できても「自分のウォレットの残高も」抜かれます。
場合によってはウォレットだけでなく、コレクションまで取られてしまうことも。
これらはイーサリアムのプログラミングを少し勉強すれば、簡単に構築できるため再現性が高い方法です。
そのため、メタマスクが普及する頃にはさらに詐欺が横行することが考えられます。
こちらの対策としては、サクラもいますので、無料配布をおこなっている人を調べることと「本当にそのNFTには価値があるのか」を調べることです。
NFTに価値がないとそもそも無料配布なんて受け取らなくてもいいですからね。
メタマスクをインストールしたときは、気をつけていきましょう。
【まとめ】ハッキングへの対策は知識を集めることだけ
今回はメタマスクをインストールした人向けに、メタマスクのハッキング方法と対策、無料配布の危険性について解説していきました。
今回解説したハッキング以外にも、ハッキング詐欺は横行しています。そうしたリスクを理解しつつメタマスクを利用していきましょう。
特にリボークなどは、仮想通貨に詳しい人でもあまり理解している人がいません。
そのため、メタマスクを利用している友人や知人がいたら教えてあげてください。
そうして知識を増やしていくことで、対策していきましょう。
今もこれからもハッキングに対して、私たちができることは「知識を集めること」これだけだと思います。
やはり世の中には悪い人が多いので、さまざまな知識が必要になります。
これは仮想通貨に限らずですね。
ぜひ、この機会にセキュリティについても学んでいきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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